都市部の高校生と高根の出会い

農林水産省、文部科学省、環境省などが主催する「聞き書き甲子園」
毎年全国の高校生80名ほどが、森・海・川で生きる名人を訪ね、
名人との対話は録音し、一字一句、書き起こして「聞き書き作品」を作りあげます。

昨年度、高根では８名の名人とともに関東圏の高校生たち８名を迎えました。

高根で生きる名人と出会った高校生たち。
山ぶどう栽培・どぶろくづくり・トチ餅づくり・郷土料理づくり・林業・山菜きのことり・狩猟など高根で自然を活かした暮らしをしている名人たちの話を聞き、ひとつの作品にまとめました。

高校生たちが抱いた高根への想い…

私たちは聞き書きを通じてお世話になった方々に恩返しをしたいと強く思いました。
私たちが高根に対して持っている「好き」「感謝」「ずっと存在してほしい」という気持ちを1人でも多くの人に伝染させていきたいと考えています。

私たちは高根の取材を通して多くの事を学び、それと同時に地域の方々の親切心や暖かさ、自然の美しさに触れ、言葉だけでは到底伝える事の出来ない高根の魅力を知る事が出来ました。

私たちが高根の魅力を知る事が出来たのは偶然です。もしかしたら一生知る事が出来なかったかもしれません。だからこそ、高根という地域を知る事が出来た私達で、高根の魅力をより多くの人に伝えていきたいです。

実施プロジェクト「高根とつながる蕎麦打ち体験会＆新そば祭り復活」

私たちがやりたいプロジェクトは…
「高根とつながる蕎麦打ち体験会＆新そば祭り復活」〜地元の人と私たち高校生の繋がり〜

今までお世話になってきた高根地域の人たちと体験会を通じてお礼をすると同時に、長く縁を繋ぎたいと考えています。
また、以前この地域では、新そば祭りが開催されていたそうですが、無くなってしまいました。

地域をより盛り上げるためにもぜひお祭りを再開させたいと考えています。

また、私達はお祭りの中でそば打ち体験会を開催したいと考えています。
そば打ちを教えていただくのは、メンバーが取材した名人の１人である鈴木正二さんです。

聞き書きを終えて…

何度も高根に通い、高根の人と出会い、つながったことで
高根で何かしたいという想いをもってくれた高校生たち。

このお米の売上の一部を高校生たちの企画実施のために使わせていただきます。
是非応援よろしくお願いいたします！！

山々に囲まれた賑やかな集落「新潟県村上市高根」

山形県との県境に位置する新潟県村上市。
四方を山に囲まれ、身を寄せ合うように家が建ち並びます。

昔ながらの行事や、親睦を深めるイベントが盛んに行われている賑やかな集落です。

満天の星降る棚田で育つ自慢のお米

集落を囲むように広がる棚田は高根の魅力のひとつです。

夏にはホタルが舞い、満天の星が降る棚田で
高根自慢のお米づくりが行われています。

代々受け継がれてきた山間の棚田

昔、機械もない時代に山を切り拓いて作られた棚田。
先祖代々受け継がれてきた田を守るため、
あえて効率の悪い作業を続け、空に近い田んぼで米作りに勤しむ農家さんたちがいます。

その苦労も厭わないのは、高根に自慢のお米が育つ環境が揃っているからです。

川から直接引き込まれた清水

美味しいお米に欠かせないのは、美味しい水。

山の木々が浄化してくれる澄んだ水を
そのまま川から直接田んぼに引き入れています。

水路の管理など、手間が増えてしまいますが、
雑排水の一切入らない棚田で育つコシヒカリが生まれます。

また、山々に囲まれた地形だからこその寒暖差が
甘みと旨味の詰まったお米を育みます。

自然との闘いを乗り越えて…収穫されたお米

自然を相手にしながら育てるお米。

今年は猛暑が続きました。
暑すぎる時期を通り過ぎたかと思うと台風の影響で強風を受け、倒れてしまった稲もあります。

気候の影響を免れたとしても、実りの秋を楽しみにしているクマ・サル・イノシシが
田んぼを荒らして回ります。

田植えからの５か月間。
幾多もの困難を乗り越えて、ようやく収穫のときを迎えたお米です。

美しい棚田を守るため、お米を食べて応援よろしくお願い致します！

手間暇愛情込めて作られたお米。
皆さんの食卓で味わっていただくことが、農家さんの応援につながります。
是非ご自宅で高根の味を召し上がってください。

※玄米をご希望の方は備考欄にご記入ください。